経験の記憶
手入れをすること
ちょっとめんどくさいことがいい
記憶の家では、30年ぐらいの時間のスパンを基準に、とにかく自分の手で目で耳で舌で体で体験することが愛情を育むための記憶に繋がっていくと考えて設計しています。暮らし方から得られる経験は家族や家族以外の誰かに教え渡してあげることができるから。そして、家と暮らしの道具は手放しでは長持ちしません。「手入れ」をすることで気づき得られるものは多々あって、それはまるで習い事のように、その時は面倒臭くても、いつしか、将来役に立つことに繋がったり、経験をしたことがある、というだけで人としての豊かさは深まっていくと考えます。